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ブログ「タイマッサージの真実」 - タイマッサージスクールカテゴリのエントリ

スクールで学ぶこと(6)

カテゴリ : 
タイマッサージスクール
執筆 : 
camel 2013-12-13 10:22
前回、ピシェット師について色々と書いてみたが、私はピシェット師が嫌いなわけではない。むしろ好きだ。オールドメディソンホスピタルのシントーン大先生と喧嘩して首になり、自分のスクールを立ち上げて本家を上回るほどの人気と評価を勝ち得、金持ちになり、自由な時間も弟子も得た。その自分の王国を短期間で一人で作り上げてしまった彼の人生は痛快この上ない。彼は商業主義を否定するが、皮肉なことに商業的に最も成功したタイマッサージ師であると言っていい。私は彼のおかげでタイマッサージの本質的なことを明確に意識することができるようになった。スクールのあり方についても多くを学んだ。ピシェット師を神とは思わないが、タイマッサージへの眼を開かせてくれたタイマッサージの師匠の一人として、また、スクールの経営者として尊敬している。

ところで、話は戻るがCCAではタイマッサージの本質は学べないと書いてしまったが、実はそんなことはない。グループレッスンを受けるだけでは学べないが、CCAにはそれを補完するカリキュラムの考え方がある。
リピートレッスンと、プライベートレッスンである。
CCAでは受講料を払うと、同じレッスンを2回受けられることを説明される。実はここに深い意味がある。タイマッサージを学んだことのない人に、私が今まで書いてきたような小難しいことを説明しても、まったくイメージが湧かない。だから、とにかく、まず一回習ってみなさい。というのが一回目のレッスンだ。そして、日本に帰国したら、それを繰り返し行い、あるいは二人で練習し、タイマッサージの本当の気持ちよさはどうすれば実現できるか考えてきなさい、という期間が与えられる。もちろん何も考えずに練習しても意味はないが、こうすると気持ちがいいとか、やる人によって気持ちよさが違うな、とか課題意識を持って取り組むと色々な疑問や仮説が生まれて来る。
その段階で、リピートレッスンを受ける。更に、プライベートレッスンを受ける。これが大事だ。施術の手順や基本的なテクニックを覚えた後に(←これが大事。手順を覚える前にプライベートを受けるとグループレッスンで習うのと同じこと(手順)を習うだけになってしまう)、タノン先生やキム先生のプライベートレッスンを受けると、グループレッスンで教えたよなことはもう教える必要がないので、より深いことを教えてもらえる。どうすれば気持ちがいいか、どういう体の使い方をすればもっと楽にできるか、センやポイントの正確な位置、タイマッサージを上手に行うための本質的なポイントに踏み込んで教えてもらえる。インストラクターコースとかインターン制度もあるが、プライベートレッスンを活用することがタイマッサージの本質をつかむ早道だと思う
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スクールで学ぶこと(4)

カテゴリ : 
タイマッサージスクール
執筆 : 
camel 2013-12-11 16:29
通常のスクールのグループレッスンでは教えていなくて、ピシェット道場では教えていることは以下の3点である。

1)心のあり方
2)トリガーポイントの触診
3)正しい体の使い方

これだけのことなのだが、それぞれが奥が深く、トレーニングには時間がかかる。一つ一つ説明していきたい。
まず、心のあり方。これは施術者が心身共に健康であることを日常的に目指すことである。澄み切った、思いやりに満ちた心で相手に接しないと相手の体の状態を感じることができない。自分自身がリラックスしていないと力みが相手に伝わったり、手に汗をかいたり、手が冷えたりする。自分の体に故障があると加圧の際に歪ができ、手技がスムーズに決まらないだけでなく自分の体を更に悪化させてしまう。自分の心が病んでいると指先、全身から悪い気が出てそれは相手に確実に伝わってしまう。といった様々な理由があり、まずは自分の心と体をいつもいい状態にすることが施術者の務めである。具体的には、日常的に運動、ストレッチ、ヨガ、正しい食事を行い体の健康を保つ。そして、毎朝、お経を唱え、瞑想をすることで心の健康を作る。となるが、ピシェット道場で推奨されているように仏教徒になることだけが心の健康を作るわけではないし、仏教徒になれば必ず心が健康になる保証もないので、人それぞれの方法で心の健康を作ればいいと思う。
とはいえ、瞑想やストレッチ、筋トレをすべて含むヨガを日常的に行うことが、体と心の健康を作ることは確かなので、宗教色の薄いフィットネスとしてのヨガを行うことはセラピストにとっていいことだろう。

次に、トリガーポイントの触診。これはピシェット道場ではセンシングと言われることで、相手の体を触って、指圧すべき筋肉やトリガーポイントを見つける技術である。初めての人はこれがトリガーポイントだと言われても、そこを触っても、よくわからないのが普通だが、数多くの体を触っているうちにわかるようになる。それは、どの体もトリガーポイントができる位置がほとんど同じであること、そして、その人の姿勢や症状からトリガーポイントのできる場所の予測ができるようになるからである。指先だけでなく、関節の可動域の確認や、相手の体全体が発する雰囲気を感じ取るセンスや、解剖学の知識が必要なため、トリガーポイントを触診する能力は個人差が大きいが、繰り返し色々な体を相手に施術をし、常に、相手の体の状態を感じることを意識することで経験的にこの能力は身に付く。ただし、何も考えずに施術している限り、何年経っても感覚は磨かれない。その意味で最初にセンシングの概念をしっかり理解し、日々の施術はそのトレーニングであるという意識で行う必要がある。このセンシングの感覚を最大化するのに最も重要なことは、前に述べた、自分の体と心の健康であることは言うまでもないだろう。

最後に、正しい体の使い方。トリガーポイントを加圧したり、凝った筋肉をストレッチする際に、無理のない体のさばきで、施術者がスムーズに手技を決めないと相手に不要な痛み、不快感を与え、筋繊維を損傷して揉み返しの原因を作り、筋肉や人体、骨を損傷する危険もある。安全で、効果的で、気持ちのいい施術は、施術者の正しい体の使い方によって実現される。
そして、正しい体の使い方をしないと施術者自身が自分の体を痛めることになる。腰を痛め、指を痛め、体に歪を作り、施術を行うことが苦痛になり、体を壊してしまう。
では正しい体の使い方とは具体的にどういうことなのか? それは、施術者の体は錘の付いた構造物であるということを理解することである。体を相手に圧力をかける道具だとみた場合、脊柱や腕といった骨格は力を伝える梁(はり、span、棒)であり、ついている肉は力を与える錘(おもり、重さ、質量)である。力を伝える棒をトリガーポイントにセットしてまっすぐに重さを伝えていくのが手技である。このときに施術者の関節に負担をかけず、筋力を使うことなく最大の荷重をかける方法を習得するのだ。簡単に言えば背筋を伸ばし、適切な加重となるポジションを取り、丹田を寄せるようにゆっくり圧を高めていく。指や足でポイントを直接加圧することもあれば、足や膝、肘をポイントにセットして両手で相手の体を引くこともある。施術によって行うことは異なるが、基本は同じである。やり方を聞くと簡単なことなのだが実はそんなに簡単ではない。ゴルフはボールをクラブで打つだけの簡単なことだがボールを真っ直ぐ飛ばすのは物凄く難しいのと同じことだ。正しいフォームを繰り返し練習するだけでなく、スポーツ競技を行うときのような邪念のない心、そして、体の柔軟性や施術を安定させる筋力(ここでいう筋力は圧を強めるための筋力ではなく、自分や相手の骨格を支えるときに体を痙攣、振動させないための筋力)が必要なので、やはり第一番目に説明した自分の体と心の鍛錬が必要となる。

ピシェット道場では、これらのことを一つ一つの施術について、お互いに納得できるまでじっくりトレーニングする。だからスクールではなく、道場と呼ばれる。しかし、道場でのトレーニングを行えば必ず身に付くというものでもなく、毎日の施術を心を込めて繰り返し、10年くらい経てば少しいい感じでできるようになることだと思う。その意味で、ピシェット道場に数日滞在しようが、数か月滞在しようが、いいタイマッサージを行うためのきっかけ(ヒント、出発点)を得るという意味では同じことであり、そこからどれだけタイマッサージへの理解を深め、技術を極めていけるかは本人のモチベーション次第だと思う
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スクールで学ぶこと(3)

カテゴリ : 
タイマッサージスクール
執筆 : 
camel 2013-12-4 13:52
タイマッサージの施術は1〜2時間、連続して行うので、それができるようになるには、一つ一つの手技とその順番を覚えればいい。別の言い方をすれば、施術は連続しているが、個々の手技に分解することができる。順番を覚えるのは単純に暗記物なので、ひとつひとつの手技をきっちりできることを学ぶのが実技のレッスンである。細かいことを言えば、手技と手技を滑らかに繋ぐということもテクニックの一つだが、それも手技の一部分と言えるだろう。

チェンマイクラシックアートのレベル3、レベル4では、ものすごい数の手技を一日8時間、3日間に渡って習得するのだが、その中には、ピシェット師が教えている手技が多数含まれる。びっくりすることは、ピシェット道場で一日かけて学ぶことが、ほんの数分のデモンストレーションと、一回だけの練習で終わってしまうことである。CCAではピシェット師が数か月かけて教えることを3日間で終えてしまうのである。私は先にピシェット道場に行き、後でCCAに行ったので、CCAで驚いたが、CCAで習った人がピシェット道場に行くと、レッスンの進行の余りの遅さに逆に驚くだろう。そして、自分がCCAで習得したつもりになっていた手技をピシェット道場でやって、100%のダメ出しをくらい、衝撃を受けるに違いない。何がだめなのか、どうすればいいのかはピシェット道場に行けばわかる。実は、手技の一つ一つはそれ程に奥深いのである。

これはCCAが悪いわけではない。ほとんどすべての外国人向けのタイマッサージスクールで言えることなのだが、短期滞在の受講生のために、決められた時間、料金で一気に教えなければならないからこうなる。一つ一つの手技を、すべての受講生ができるまでやっていたら授業が終わらないのである。そんなレッスンをしていたら低価格なグループレッスンを決まった日数で開催することなどできないし、短期間で一気に一通り習ってしまいたい人(がほとんどなのだが)にとってはありがたいシステムだ。

ピシェット師はこのようなスクールのあり方に疑問を持ち、現在のようなピシェット道場を設立した。そして、そのようなスクールのあり方に賛同する人たち、あるいは、今まで習ってきたつもりだったが本質的なことを全く習得していなかったことに衝撃を受けた人たちが多数、ピシェット道場に通っている。その意味で、ピシェット道場は外国人が長期間かけて技術を磨くことができる希少なスクールであると言えるのだが、あまりにも日数がかかること、そして、宗教色が強すぎるため、万人に薦められるスクールではない(信者になるかどうかは本人次第だが、数か月〜数年の滞在のために、日本での人生を一旦捨てて社会からドロップアウトし、マッサージどころか人生自体を0からやり直すことになってしまいやすい)ことが残念だ。ただ、ピシェット式をすべて習得することはできないが、数日間だけでも通うことで、通常のスクールでは習っていなかった大事なことがあったのだという気付きにはなると思う。

次回は、ではピシェット道場では何をそんなに時間をかけて習得しているのかを説明してみたいと思う
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スクールで学ぶこと(2)

カテゴリ : 
タイマッサージスクール
執筆 : 
camel 2013-12-2 12:10
日本でもタイ古式マッサージのスクールは増えている。WEBサイトの講師プロフィールを見ると、ものすごい数のタイのスクールを修了している人が多い。「タイマッサージのあらゆるテクニックを習得済みです」とPRしているように見えるが、そういうことではないと思う。私もそうだったが、一つの学校を終えても自分のタイマッサージが完成したとは思えず、自信もなければ確信もない。そんなとき、他の人の施術を見ると自分と全然違うことをやっている。その人が知っていて自分が知らないことがあると思うと、自分のタイマッサージにはまだ欠落しているものがある、まだまだ習っていないことがあったんだ! と思い、それならその人が学んだスクールで学べば自分に足りないものが補完され、タイマッサージを習得できたという確信が持てるようになるはずだ、とある意味安心して、とりあえず受講する。
ところが、そのスクールを終えても、自分の未完成感は依然として解消されない。自分が施術者として、あるいは先生として、タイのスクールの先生レベルになったとは到底思えない。
悶々と日々を過ごしていても仕方がないので、別のスクールにも行ってみる。受講料は驚くほど安いし、どのスクールも一週間〜一か月で修了するので受講はお気軽だ。その繰り返しの結果、数多くのスクールのディプロマが並ぶことになる。その結果、タイマッサージについて確信が得られたかどうかはわからない。確信を得た人もいるだろうし、一応学ぶことは全て学んだのだから完成したのだろうと思ってみたり、やはりタイマッサージの勉強に終わりはないと割り切った人もいるだろう。最悪なのはいくつかのスクールで修了したので自分のタイマッサージは完璧だと錯覚してしまうことだが、多くのスクールに行く人に、そういう人は少ないと思う。

一方、タイでスクールの先生をしている人は一般的に多くのスクールには行かない。金銭面の理由もあるが、言葉の問題がないため、一つのスクール、または団体で長く、深く学ぶ機会が与えられるからだ。ワットポーの先生はずっとワットポーで学んでいるし、チェンマイスタイルの先生は基本的にはオールドメディスンホスピタルで長期間学んでいる。それ以外には、タイ厚生省や大学が提供するカリキュラムが本格的なものだろう。どれも、タイ人が対象なため外国人が入る余地はない。先祖代々、マッサージの技術を受け継いでいる家系もあるだろうし、寺に伝わるマッサージもあるが、タイ人は一か所で長期間学ぶことで技術を完成させる(完成しようと努力する)。逆に言えば、日本人は一か所に留まることが許されていないため、スクール放浪の旅に出ざるを得ない。しかし、どのスクールも初心者向けのレッスンしか提供していない。そこに、超えられない壁がある。

なぜ、タイの先生を越えられない壁があるのか? その理由は、タイ国、タイのスクールが、タイマッサージの技術は国内の貴重な資源として国外に流出させないという基本方針があるからである。しかし壁があれば乗り越えたいと思うのが人情である。タイマッサージを長期間かけて深く学ぶとはどういうことなのか、何を学んでいるのか? 次回以降で、文章化してみたいと思う
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スクールで学ぶこと(1)

カテゴリ : 
タイマッサージスクール
執筆 : 
camel 2013-12-2 11:24
教えるということは難しい。どういう教え方をすれば効率よく、確実に学んでもらえるのか、いつも考えているが一人で考えていても仕方がないので時々他のスクールを見に行くことにしている。時間が許せば、実際に受講して、生徒さんの気持ちになってみることにしている。
この前行ってみたのは、チェンマイのCCA(チェンマイクラシックアート)。2回目の訪問だが色々と思うことがあった。今回は、「スクールで何を学ぶのか、どう学ぶのか」ということを何回かに分けて考えてみたい。

タイマッサージスクールのカリキュラムは大きく分けると実技と座学になる。タイのスクールでは言葉の問題もあり、座学については実技の合間に簡単に説明するだけか、書物やネットでの自習するシステムにしているところが多い。タイマッサージの歴史やマナー、心がけのようなことは読めばわかる。CCAのWEBサイトに掲載されていることで十分だろう。解剖学についてはいい本を買って、自分でゆっくり勉強すべきである。凝りやトリガーポイントについてある程度理解すると、タイマッサージで自分がしていることが何なのかイメージが湧き、技術の向上を考えるときの基準ができる。

問題は実技である。マッサージを全くやったことがない人は、マッサージというのは「どこを」「どうやって」施術すればいいのか学べば大丈夫だろうと考える。具体的なイメージとしては、ポイントを指圧する、筋肉をストレッチするということを一つ一つ覚えて、順番にやればいいのだろうと考える。
それはそうなのだが、なぜか、人によって施術の気持ちよさは劇的に異なる。同じことをやっているはずなのに、気持ちいい人、不快な人が明らかに存在する。いや、初めてのころは恐らくそれすらわからない。痛かろうが、気持ち悪かろうが、タイマッサージとはこういうものかと思い、いい、悪いの判断もできないと思う。

私の言っていることがわかってもらえるだろうか? 気持ちがいいことくらい猿でもわかる、と思われるかもしれない。しかし、実際にはそうではないと思う。タイマッサージは音楽に例えることができるが、子供のころ、ショパンやベートーベンのようなクラシック音楽を聴いて、あるいは、マイルス デービスのようなジャズを聴いて感動できただろうか? 同じベートーベンでもカルロス クライバーが指揮をすると別の音楽のように素晴らしいということが理解できただろうか? 少なくとも私にはわからなかった。タイマッサージもそういうところがある。まず、どういうマッサージがいいのか自分でわからないと技術の向上のしようがない。そこにまず個人差が存在し、感性の鋭い人=センスのいい人は、理解力も早いが、そうでなくても、日常的にタイマッサージに接していると感性は磨かれる。音楽(聴覚)もマッサージ(触覚)も、繰り返し経験することで脳内のニューロン、シナプスが成長し、体がその良さを覚えるようになる。体への触覚刺激は最初はくすぐったかったり、痛かったりしたことが経験を重ねることで快感へ変わる、いわゆる体が開発される。

タイマッサージを学ぶ第一歩は、この、自分のマッサージに対する感性を磨くということから始まる。色々な人からマッサージを受けること、名人と言われる人にやってもらうこと、スクールで生徒同士で練習すること、先生にやってもらうこと、何でもいいが、繰り返し受けることで体が開発され、自分にとって気持ちがいいマッサージはこういう感覚だどいうことが確信を持ってイメージできるようになる
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タイのお薦めサロン

カテゴリ : 
タイマッサージスクール
執筆 : 
camel 2013-8-6 10:16
ヨガのメンバーの方からタイのお薦めマッサージサロンはどこかという質問をいただいた。

「来月タイに行ってき ます。せっかくなのでタイマッサージを受けたいと思います。おすすめなどありますか。(お忙しいところ厚かましいお伺いで、すみません。お手すきの時にでも教えて頂けると嬉しいです)」

お薦めは○○です。と即答したいところだが考え込んでしまった。ワットポー以外に思いつかないのだ。私がタイにいるときにも悩む。さあ今日はどこでタイマッサージを受けようかと考えたとき、遠くまで行くのもめんどくさく(自分でエクササイズをするのが面倒なめんどくさがり屋がマッサージを受けたいので)、結局、ホテルの中にあるサロンに行ったり、ホテルの横の安いサロンに行くことになる。そしてホテルの隣の安いサロンではほとんどの場合失望する・・・

質問した方には以下の回答をお送りした。

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タイのマッサージサロンですが、バンコクはタクシーでの移動は渋滞に巻き込まれ、地下鉄や高架鉄道は乗換とか電車を間違ったり、目的地まで結局タクシーを使うなど移動にずいぶん時間を取られます。ですので、以下のサイトで紹介している中で近いところに行くのがいいと思います。
または、とりあえずホテルの中にあるサロンに行っても値段は高くないはずです。ワットポー以外は結局、セラピストの当たりはずれで決まりますので、遠くまで行くよりホテルの方が当たりだったりすることもあります。

下記WEBサイトは私の感覚とかなり近いです。補足すると、ワットポーが一番手堅く、ヘルスランドがその次くらいです。有馬温泉は30年くらい前からスチュワーデスも通うサロンとして有名でしたが、私は行ったことはありません。

http://allabout.co.jp/gm/gc/378970/
http://allabout.co.jp/gm/gc/20545/

本当はスクールの先生にやってもらうのが一番ですが、予約とかちょっと面倒ですね。もしチェンマイに行かれるのでしたらものすごくうまい先生を何人か紹介しますのでお知らせください。

では気を付けて!
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補足すると、ワットポーというのは、ワットポー寺院境内とワットポーに隣接するスクール内にある施術所のことである。スクンビットにあるワットポーマッサージスクールスクンビット校併設のsuk39というサロンは別だ。ここは、ワットポー出身でないセラピストが多数雇用されているため、ワットポースタイルのマッサージを受けられるとは限らない。いや、受けられないことがほとんどである。

なぜワットポーがいいのかというと、それはワットポースタイルという手技にある。指をセットしてお尻を上げ下げするという極めてシンプルな動きを徹底しているのでセラピストの癖や個人差が出にくく、これが、下手な人に当たることがほとんどない理由だ。タイマッサージを習得しようとタイに行く方の多くは、長期間のコースがあるチェンマイに行き、ワットポースクールは観光スクールと蔑む方すらいるのだが、実は、ワットポースタイルを学ぶ方が上手なマッサージができる可能性が高い。

チェンマイにいる場合は、一般的な施術所としてはオールドメディソンホスピタルが安くて上手だが、ここも外れ(自分の好みではない)のセラピストに会うことはある。もし時間に余裕があれば、スクールの先生にやってもらうのが一番いいし、上手なタイマッサージはこういうものだったのかと、目から鱗が取れることだろう。受講生以外にもやってくれるお薦めの先生は、シンチャイ先生、チェンマイクラシックーアートのタノン先生、キム先生。痛いのが大丈夫ならワンディ先生、宗教教団の信者さん達に囲まれての施術が平気で遠くまで行ってもいいならピシェット先生。
ターペ門近くのレックチャイヤスクールの二人の先生も素晴らしく、料金が高くても近くがいい方には最適だ。
その他のスクールの先生ももちろん素晴らしいと思うので、一般の人に施術をしてくれるのか、ホテルのフロントの方に電話で聞いてもらえばいい。

これらの先生は昼間はスクールの先生をしている(シンチャイ先生は逆)ので、夕方以降か土日しか施術はできず、人気も高いので早めの予約が必要だ。街中のサロンに20回行っても当たらないような感動的な施術を確実に受けられるので是非一度体験すべきだと思う
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ピシット先生

カテゴリ : 
タイマッサージスクール
執筆 : 
camel 2012-4-18 10:53


今年のピシット先生特別講習会も大好評のうちに無事終了した。
今回も、多くの気づきや新しい技があり、盛りだくさん、大充実の内容で、本物のタイマッサージの技の気持ちよさ、治療能力、そして理論的な裏打ちに衝撃を受けた方多数。
内容については何度かに分けてご報告したいと思う。

レッスン後や休日には、先生に楽しんで貰わねばと、張り切って色々なところにお連れしたのですが・・・・

寿司屋カウンターで高級寿司コースをご堪能後、

「目の前でご飯を握ったり、ネタの魚が見えるところに置いてあるのはまずそうで良くない」

えぇっ〜、日本の寿司文化全否定

箱根で小涌谷ユネッサンの温泉に行き、

「露天風呂は寒そうだからいやだ、風呂は熱いからいやだ」とシャワーを浴びてものの5分で退浴。

がーん! 日本の温泉文化全否定

と空振り続き(涙)

ところが、大涌谷の黒卵(ゆで卵)はうまいと、ぱくぱく二つも食べて、おみやげにもお買い上げ(翌日には腐るのだが・・・)、
セブンイレブンのおでんはうまい、オリジンの紅鮭もうまい、となぜかB級グルメで日本の食には大満足。

タイの方のお好みは謎です!
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ワンディ復活と健康

カテゴリ : 
タイマッサージスクール
執筆 : 
camel 2011-11-8 15:37
なんと、ワンディ先生がチェンマイ門の近くで新たなスクールを建設して、今月からレッスンをスタートするそうだ。連日バンコクの洪水が報道されているが、チェンマイは数ヶ月前にピン川洪水はあったものの、現在は全く無事なのだろう。しかしまあ、バンコクがあんな状態だし、日本政府が渡航再検討情報を発しているので、チェンマイへ行く人も激減していることと思う。しばらく生徒さんは見込めないと思うが、ワンディには元気に頑張ってもらいたいものである。数年前から体調が悪く、脚を痛めていることもあり、二ヶ月前には入院騒ぎまで起こしたのに早くも復活、だけでなく、新スクール建設、しかも、自分で内装工事をするというのはさすがワンディとしか言いようがない。大いに楽しみだ。

ワンディは自分の健康に無頓着かといえば実はそうでもなく、最近は食事に気を使い、豆乳を積極的に飲んでいる。私も、定期的にフィットネスクラブに通うようにしているが、時間があるときは散歩(ウォーキング)をすることにしている。アフリカの草原で暮らしていた人類はウォーキングを日常的にしていることを前提にした肉体なので、その頃からさほど進化していない現代人もウォーキングをしないことが不健康のきっかけになるそうだ。弘法大師空海も若い頃は山中を歩き回っていたというし、私の経験上、歩くと体だけではなく脳の働きもよくなる。という理屈はさておき、一日中パソコンに向かってると、時々外出することは単純に楽しい。近所にはナイスな散歩スポットがたくさんあるが、その一つが茅ヶ崎里山公園。子供の頃の「田舎」のイメージそのままの田園風景の中で歩いていると、古き良き日本にタイムスリップしたようで心が癒される。車の音が全くしないのもいい。日曜日は、たくさんの家族連れが訪れる。子供達が走り回って遊んでいるのを見ていると、ここはあの世の楽園かと錯覚するほど平和な光景だ。心が痛むニュースが多い今日この頃だからそんなことを思ったりするのだろうか

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いよいよ、シンチャイ先生の施術。

「どこが悪いのですか?」

特に深刻な悩みはないのだが、私の体の筋肉は全体的に堅く、特に肩甲骨の内側が堅いのか、肩甲骨が羽根のように浮き出して来ず、肩甲骨がどこにあるのかもわかりにくい。そして、この数日、ある運動を毎日していたせいか前腕が張っている感じでだるい。その旨伝えた。

わかった、では小さな椅子に座って、と施術が始まった。

基本スタイルは、セン(筋肉上のライン状の凝り)を親指や四指で捉えて弾くキアセン(ジャップセン)、そして、肘(正確には肘に近い尺骨)を乗せて体重をかけたり、スライドさせたり回転さえたりするエルボースタイルが中心。確かにストレッチ技は少ないが、目が見えないことを考えればそれは当然のことである。

施術については、評判やネットでの書き込みでは「超気持ちいい」とか「柔らかいタッチ」とか「すごい技」とか、そんなとにかく名人だという表現ばかり目に付くのだが、施術テクニックは極めてオーソドックスで、基本に忠実だ。というより、タイマッサージ以上に基本に忠実なことに気がついた。

何に驚いたかというと、彼の施術手順は、いわゆるタイマッサージ・シーケンスのような定型な手順ではなく、また、10ラインのような特定のセンを辿っているわけでもない。まず、上腕三頭筋、次に僧帽筋、肩甲挙筋、大胸筋、小胸筋、横向きでは、腰方形筋、菱形筋、・・・と、個々の筋肉に対して、その筋繊維の方向に沿ってクロスファイバーストレッチ(筋繊維を交差するように弾く)を忠実に繰り返し行っているのだ。なぜそれがわかるかというと、その動きが明らかに一つの筋肉を終えたら次の筋肉というように一つ一つをやっつけていく動きだからだ。施術だけでなく、施術の前後にその筋肉の可動域を確認し、施術によって筋肉が緩んだかの確認も行う。つまり、タイマッサージというよりも、(テクニックはタイマッサージだが)スポーツ医学的なクリニカルマッサージなのである。

個々の筋肉の緩め方も、触りながらトリガーポイントを見つけ、繰り返し穏やかな刺激(クロスファイバーストレッチが多い)を痛くない程度に行うスポーツ医学的な解し方。オイルは使わないが、表皮をうまく滑らして、筋繊維上で指、肘をスライドさせる。その力加減が絶妙なので、受け手はものすごく気持ちがいい。

彼の施術が多くの人に絶賛される理由は、彼が的確にトリガーポイントを見つけ、的確に(不要な痛みを発生させることなく)それを緩めることにある。凝りやトリガーポイントがない部分を施術する無駄がないので常に気持ちがいい。ピシェット師やピシット先生のような名人に共通した特徴であるが、シンチャイ先生の場合は、その刺激が常に快感を伴うようなリズムを持っていることが特筆すべき点だ。

全盲でありながら、触りもしないで悪いところを当てる(見えないので触らないでわかるわけがない)、等々の事前情報から、神秘的な、エナジーワーク的なことをするのかと思っていたが、実際には極めて解剖学的で合理的な施術であった。

施術後に私は質問した。先生はセンをベースに施術しているのですか、それとも解剖学をベースに施術しているのですか?

即座に答えた。「解剖学だ。筋肉をベースに行っている。」

シンチャイ先生は解剖学の深い知識を持っている。彼の流暢な英語を聞けば、彼が勉強熱心な人であることはすぐにわかるが、解剖学についても医学的な知識を持つ先生について熱心に学んだのだろう。最近のタイマッサージはタイ厚生省においても解剖学をベースに更に研究が進み精度が増しているが、チェンマイの盲目のタイマッサージ師がそのようなスタイルで施術、レッスンを行い、それが支持を集めていることを見ても、今後も解剖学ベースでタイマッサージを捉える流れは加速していくものと見られる。

それにしてもシンチャイ先生、全盲である。全盲の人が、何不自由ない健常者のために、朝から夕方まで施術を行い、そして夜はレッスンまで行っている。これだけ評判になり予約が多くなれば、値段を何倍にも上げることもできるだろうが、何年経ってもその気配すらなく、その他一般のマッサージ師と同じ料金据え置きである。贅沢をするわけでもなく、偉そうにするわけでもなく、笑みを絶やさず、常に周囲に気を配り、どんな人にも幸せになってもらおうと一生懸命。完全な逆転現象だ。75歳にして施術を続けるピシット先生もそうなのだが、身障者や老人にお金を払って施術をしてもらうということは、何なのだろう・・・。それでいいんだろうか、いいわけはない。シンチャイ先生は何を思って生きているのだろう、自分の生き方はこれでいいんだろうか・・・

そういう命題を突きつけらたような気もした。シンチャイ先生というのは、そういう人格的な崇高さを人に感じさせる存在でもある。

生徒に手技を教えるシンチャイ先生(右)
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私の先生の一人であるワンディに、チェンマイで一番お勧めの先生は誰か聞いてみた。答えは、

「私が一番だ」

・・・。

わかった、では二番は誰か?

シンチャイだと言う。全盲でありながら、病院でもタイマッサージを教えていたという。そばにいたヨーロッパ人の男性も、「シンチャイはすごい、素晴らしいマッサージをする。ものすごく気持ちいいのに痛くない。施術は指圧、肘圧を中心としており、ストレッチは少ない」と大絶賛していた。

実はシンチャイという名前はワンディ以外からも複数の人物から聞いていて、どうやら現在チェンマイで、欧米人に大評判らしい。欧米人は、日本人に人気のチェンマイクラシックアートや、TTCスパスクール、CLSのようなちゃんとした(形式の整った)学校より、アジア的な無秩序な混沌とした神秘的な先生を好むようで、(線香臭い)ピシェット師詣でをするケースが多かったが、トレンドがシンチャイ先生に移ってきているような感じだ。

確かに、全盲のマッサージ師がすごい施術をするというのは神秘的で興味深い。聞けば、2時間400Bで施術してくれると言う(タイを代表するマスターの一人が僅か1100円で二時間もしてくれるのは信じられない)。ただし予約が多いので数日待たされる可能性はあるらしい。

歩いていける距離なのでとりあえず行ってみた。すると、そこにシンチャイ先生がいて、「明日は予約でいっぱいだが、明日バンコクに帰ってしまうのなら何とか時間をつくりましょう」と言ってくれた。初対面にもかかわらず、私のためになんとか時間ができないか一生懸命考えている様子が伝わってきて、この人は途方もない人かもしれないと直感した。ピシェット師のような(彼もきさくないい人だが)取り巻きに崇められた師匠肌の人かと勝手に思っていたが、全くそうではなく、その評判を知らないものならば単なる気の毒な身障者というような哀愁がただよっている。しかし、なんと言うか、人に同情を求めるような空気は全くなく、周囲の人に対して気配り、愛情を発散している、そして、自然に人を指導する立場として振舞っている。周囲の人は、先生、先生と明らかに尊敬の気持ちを持って接している。

大げさに言えば、キリストのような人だ・・・

彼の心の世界、彼がこれまで歩んできた道に思いを馳せながら、明日の時間を待つことになった。いったいどんな体験が待っているのか・・・

(続く)

シンチャイ・タイマッサージの外観
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